2011年7月15日金曜日

コウノスケの未来を考える。

コウノスケ氏の住む東京府中市には、「府中市こどもたちの未来を考える会」という団体があって。

福島原発事故後(現在進行中ですよ!!!)の市内の放射能汚染の調査や、対策を訴えて、署名や、陳情、といった活動を展開。

おかげで、府中市も測定器をつかった独自の線量計測や、一部の公園などの除染、などをやってくれるようになったのです。(給食、処理施設に関しては現在進行中。)

3月11日。

あれから4ヶ月経ちます。

関東一帯を震え上がらせた福島原発の爆発。

その後、国や東電がメディアを使って巧みに食品や空間、土壌の汚染状況について、
あたかもたいしたことのないように報道していることに、

当初、ものすごく憤慨していたお母さん。。

より、安全な粉ミルクや水を求めて、

今まで購入していた大手赤ちゃんメーカーの粉ミルクから、
25年前のチェルノブイリ事故当時から、ずっと放射能検査をつづけてきたというメーカーの粉ミルクに乗り換えました。

放射能が99.999・・・%ゼロなウォーターサーバーが注文を入れてから家に届くまで3ヶ月以上待ちました。。。。

スーパーでは、「国産」と記載された肉に関して、毎回、産地を定員に確認。
(ほぼ関東のものでした。)

できるだけ原材料の産地が明記してある食材を求めました。
(関東以外のものを探しました)

お母さんの願い。
コウノスケ氏の内部被曝を限りなくゼロにしたい。
お母さんだって、まだ子供を産む(おそらく)身体です。

卵子を傷つける放射性物質を摂取することは、ぎりぎりまで防がないといけません。。

原発事故直後、国、電力会社へ募らせた怒り。
最近、お母さんの心境には変化がでてきました。

怒りに、ちょっとしたあきらめ、がでてきたのです。。。。

でもでも。

このあきらめは、
「あ〜もう、どうにもなんないからいいや。」とか。
「放射能について真面目に考えて怒ると疲れちゃうから、知らなかったふりをしよう。」
とかではありませんよ。

お母さんは、今回の原発のほぼ人災と言っちゃえる事故が、
日本のエネルギーのかたちを変えてくれるのだと。
そいういう風に信じる方向シフトして、
ちょっとだけ先の未来を見つめるようになってきたのです。

その怠慢さ故に、安全をおざなりにして、「効率」や「利益」を追求してきた電力のつくりかた。
今まで、当たり前のように、発電と送電が一本化、独占されてきた電力供給のありかた。
今まで、隠されてきた(もしくは私たちが見ないふりをしてきた)電力会社と経済産業省、官僚との癒着。

そういったところに国民ひとりひとりがしっかり目を見開いて、
きちんと、国民の声を、国につきつける、そういう意識をもって生活すれば、
日本は、きっと、今回の事故による汚染を乗り越え、
新しい、より安全で、国益になるようなエネルギー産業の豊かな国に、
生まれ変われる、と信じるようになったのです。

その為に、
主婦であるコウノスケ氏のお母さんができることはなんでしょうか?

まずは、近いところにある自治体、そして食品のメーカーなど。
末端の組織へ、国民(消費者)の声を少しでも多く届けることではないでしょうか。

そして、
今話題の経済産業省の古賀茂明さんのような、
本当に日本のエネルギー産業を始め、税制のありかたに疑問を呈してくれるような。
既得権者との対立に自らの身を投じてくれる人たちを支持していくことではないでしょうか。

最近、キー局の報道にも、この原発事故をめぐっての報道の事実関係などに
葛藤が見られるようになってきたような気がします。

それと。
「脱原発依存」を訴えて、ぎりぎりまで任期をのばそうともがいている菅首相。
菅さんの意見が、たとえ「その場の思いつき」であろうとなかろうと。
お母さんは「脱原発依存」に賛成です。
(民主党としての脱原発の考えはぬるいので、賛同はしかねますが。。。)

そして、「新しいエネルギーへの転換」を提唱した全国知事会。
もっともっと。大きな声をだして、頑張ってくださいよ。
そして、ほとんど取り上げてくれないメディアの皆さん。
もっと、そういうことを報道して下さいよ。

本当に。この国の未来と、子供たちのことを考えている方たちに。
コウノスケ氏のお母さんは賛同しますよ。

お母さんにできることはちっぽけですが。
我が子、コウノスケ氏だけを、放射能汚染から守っておしまい。
というのではなくて。
そうじゃなくて。
この国の未来の大人の為に。
牛乳メーカーだったり、農協だったり、赤ちゃんメーカーだったり、
自治体だったり。
せっせと、電話やメールをしているのです。。。

本当に、この食品は安全ですか。
そちらの良心に反していませんか。

食品メーカーにも。自治体にも。
この国の未来を育てる、というプライドを、是非もってほしいですね。。。

と。こんなことを思ったのは。

どうも最近。原発事故直後にみられた「原発反対派」が、
時間の流れとともに、「原発推進派」におしもどされ、
まるで原発事故なんかなかったかのような雰囲気に世の中や自分の周りがなってきた為なのです。

お母さんとしては、
そういうのが一番、こわいのです。。。。

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